以前にもお伝えしたキリスト教会が、起工式も終えこの日曜日に無事上棟式を迎えました。
キリスト教式なので、神社式ではもちろんないので、お札を屋根裏へ、みたいなものはないのですが、木造の構造躯体が建ち上がり、皆さんの関心も高まり一区切りの意味もあり、また工事途中での職人さんたちの労をねぎらうという意味あいからも、私もこの上棟式というセレモニーは好きなのです。
あいにく週末から現地徳島はまともに台風が通過してしまいましたが、日曜当日にはなんとかお天気もおさまり、(設計者である私は淡路島がまだ雨で通行止めだったりして難儀しましたが)無事に行うことができました。
木造の教会を設計担当するのは2つめです。
住宅とまた違って、教会のかたがたたくさんおられます。皆さん気に入ってくださっていますが、施主が何十人もいるようなものですから、意見調整が結構大変、それがまた面白いところでもあります。
先日の建築家プロデュースでお会いした建築家さんたちとお話して、皆さんご立派なお仕事をされているのですが、普段はやはり教会の設計までは経験がないらしく、住宅とか店舗、クリニックという以外での、そういった公共的な空間を設計できることに大変興味を持ってくださっていました。
それも感謝しながら日々取り組んでいます。
青井弘之(一粒社ヴォーリズ建築事務所)
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