兵庫県建築士会阪神支部青年部会

建築と正義と少々お酒好きなお助け戦隊ケンチックの活動日記! 縁の下で頑張ってます♪








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県青 ”古民家再生 勉強会” 

先週末の今年最後の 兵庫県建築士会 青年委員会は
来年3月開催予定の”近畿あーきてくと 2009”テーマ=環境へ向けて、
我々兵庫県のテーマ
古民家再生
を中心に勉強会を行いました。

会議のあと、

先ず
神戸市教育委員会文化財課の 磨家孝明氏による ”神戸市の茅葺民家と文化財”
次に
㈱河原工房 http://www.omoiokatachini.jp/index.htm 
の 河原安孝会長による ”実例に沿った古民家再生工事について”

を行い、
その後、三田支部の赤井邸(神戸市登録有形文化財)の古民家改修前の現況視察見学
も行いました。

DSCN52080005.jpg
さて、ここで問題です。
これは四方蟻継ぎと呼ばれる継ぎ手なのですが、材の四方すべてが凸凹で継がれています。
さて、どうやって木をはめるのでしょうか?

気になった人は↓をクリック!!

先ず
神戸市教育委員会文化財課の 磨家孝明氏による ”神戸市の茅葺民家と文化財”
ですが、
神戸市では茅葺民家の調査を行い、
北区、西区合わせて1,136棟もあることが分かり、全国の市町村の中でもトップクラス数らしいです。全然知りませんでした。
DSCN52030001.jpg
また、神戸市独自で登録文化財については茅葺の葺き替えに補助金を付けていました。
神戸市の茅葺民家に対しての前向きな取り組み姿勢が伺えます。

次に
㈱河原工房の 河原安孝会長による ”実例に沿った古民家再生工事について”
です。
DSCN52040002.jpg
こちらは画像を中心に講義が行なわれました。

古材の切り口で、何の道具が使われたかを判断して、そこからいつ頃刻まれた材木なのか時代を推定する。
DSCN52060003.jpg
昔の木造と今の木造の構造に対しての考え方の違い。
DSCN52130010.jpg
京都の町屋が構造的にも優れているという数値データからの裏付け。
(おなじみのEディフェンスの加振実験からのデータ)
DSCN52140011.jpg
槍かんなのくず
(河原工房では昔使われていた道具も所持)
DSCN52070004.jpg
古材の実物サンプル
DSCN52110008.jpg
裏側から見たところ
DSCN52100007.jpg
樹齢350~400年の木材の年輪
DSCN52120009.jpg
表紙(”四方蟻継ぎ”)の答
DSCN52090006.jpg
斜めに差し込んでいるだけでした。この継ぎ方は強度的にはあまり強くないんだそう。
昔の大工さんが、自分達の技量を示すために考えた継ぎ方(パズル?)の一種。

古民家再生”ですが、河原会長は好きなことなので、話し出すと話が止まらない。
今の木造の建築技術は暗黒時代に入っているとのことでした。
確かに、今の大工さんは、ここまでの技術がなくてもやっていける。
単なる組立屋に成り下がってしまっていると言えなくもない。(設計屋の私が大工ができるくらいだから)
しかし、こうした昔の伝統技術をなんとかして後世に伝えていくのも我々の使命かと。
DSCN52150012.jpg
その大きな問題として、一つには”経済面”という大きなネックがあります。
赤井邸が、古民家再生によっても、経済的な心配がなく、大工さんの技術が思う存分ふるえるプロトタイプの一つの実例として提示できれば、これは大きなことではないでしょうか?
(今、建物再生後の活用方法などでそれを模索しています)
それにはやはり、建築士会など建築関係の諸団体も、今後こういった伝統技術の継承を伝えていく一助になって行くべきであると個人的には考えています。


報告者;
■ハルヤマ建築空間設計工房■ 春山 則夫
http://www.k5.dion.ne.jp/~haruyama
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