兵庫県建築士会阪神支部青年部会

建築と正義と少々お酒好きなお助け戦隊ケンチックの活動日記! 縁の下で頑張ってます♪








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環境建築家 

環境というキーワードがここ数年来さらに言われてきています。
これを流行りで終わらせてはいけないと思います。

現在西宮市の甲子園口近くに住んでいます。そこから2号線を超えて小曾根線沿いは生活圏にあたります。馴染みよい住みやすいところです。
昨今家内の友人の住宅も設計させていただきました。

その小曾根線近くに以前から一風変わった建築があるのを学生時代から住んでいた家内が知っていて、ガラス張りで斜めにひっくり返ったような「奇抜な」デザインに見えたようです。

入っているのが設計事務所だったようで、建築に興味のある家内は「ははんバブリーな設計事務所さんなんかな」と思いつつ、駐車しているそれまた豪華な車を見るのを楽しみにそこの前を通っていたそうです。

年月が過ぎて外車さんが国産車になり(家内談)、そして最近とうとう建物そのものが取り壊されてしまい、代わりに分譲住宅が4軒たちました。

かっこいい建物やったのに残念やねえ、ということを何気に話をしていましたが、それが石井修先生の設計だということをつい最近知りました。

どうやらガラスの斜めの屋根みたいな形状も光を十分取り込み、自然エネルギーを利用する意図から形つくられたとのことでした。


石井修 1922~2007


年代から言っても私たちの大先輩にあたる建築家で、自然地形を巧みに利用し、自然環境と建築との有機的な調和を発表続けてこられたかたです。

特に阪神間では

目神山の一連の住宅


に代表される、一人の建築家がまとまった作品を永い年月をかけて手掛けていった、美しい街並みそのものを残して下さっています。


その石井修先生の作品がこの街中にあるのも知らなくて、しかも遠目で奇抜なデザインだな、くらいで詳細も確かめもしないで、取り壊されたことにもやはり周囲の反応は皆無で、あとになってそういったことに気づく自分の無知に恥じてしまいました。


そんな程度で環境とはとか、環境にとって良い建築とはとか言えないなと感じました。



石井修先生は特に阪神間では目神山住宅はじめ数々の作品により私たちが誇りにすべき建築家、まさに

環境建築家

として先を走っていた建築家です。

目神山一連住宅群は西宮市の文化遺産といってもいいのではないでしょうか。
もちろん観光化的に見てはいけないと思いますが、すぐれた住環境として市が世界に誇れる文化です。


こういった先人を再確認しまた一般の方々にも啓蒙することも大切です。

青井弘之(一粒社ヴォーリズ建築事務所)



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